ラーメンと左手

 改めて、「そのとき、あなたはどうしているか?」問われると、「どうしているんだっけ?」と、戸惑うことがあります。

 それは、「ラーメンを食べているとき、左手はどうしているか?」ということなのです。

 ドンブリを押さえている? れんげを持っている? それとも……?

 

 私の場合、いちばん多いのは、「左手を軽く広げて、胸元に当てているパターン」です。

 よく汁を飛ばしてしまうので、無意識のうちに左手をスタイ……よだれかけ代わりにしているのです。

 

 ラーメン屋さんで、左手を胸に当てて麺をすする女がいたら……たぶん私です。

 

 ※一風堂では、白丸元味・固め・のり、玉子トッピングにしています。

ファビュラスな仮面温泉

 今日は思い立って近場の温泉に行ってきました。

 しかしこの温泉、会員制ゆえ、利用者も〝美意識高い系〟の方が多かったのです。

 (私はもちろん、ビジター利用)。

 洗い場のダストボックスに捨てられているのは、ことごとくハイブランド化粧品の携帯パック。なんだかゴミまでファビュラスです。

 

 で、これマジで驚いたんですが、お湯から上がって脱衣所に行くと、そこはまるで仮面舞踏会!

 私以外全員フェイスマスクを付けているのです!!!!!!!!!

 のほほんとすっぴんなのは私だけ……。

 

 聞けば、「湯上がりは即フェイスマスク!」ってわりと常識なのだとか。

 なんとなく買ったりもらったりしたフェイスマスクをたんまり持て余し、「ハハッ! こりゃ十六面観音にでもならんと使い切れんわな!」とか思ってた私、大いに反省。

 

 「特別なときに」ってもったいつけすぎてダメにする悪いクセ、直したいですね……!(←今頃フェイスマスクを付けながら)

 

悲しき待ちぶせ(鬼)

 節分の日。

 所用を済ませに出かけると、そこに鬼がいたのです。

 それもかなりガチな鬼。

 赤い全身タイツに虎縞パンツ、スーパーサイヤ人みたいに逆立った金髪と、鬼の面。

 鬼は保育園の入り口にしゃがみ、へばりつき、突入の時を待っているようです。

 私も、他の通行人も、鬼を見て「フフッ」となりました。

 もうすぐ彼は勇ましくドアを開け、子供たちに豆を投げられ、ヒィヒィ言って退散するのでしょう。

 けれど。

 

 30分後。

 用事を終えて戻ると、まだ鬼はそこにいたのです。

 なにか、予定が押したのでしょうか。

 背格好と雰囲気から見て、鬼はまだ20~30代の男性に見えます。

 その傍らを、クリープハイプの「鬼」を口ずさみつつ通り過ぎる女子高生。

 やめてあげて……!

 

 

 【追記】

 私はセブンイレブン恵方巻きで節分の儀を済ませました。

 ちゃんと北北西を向いて、目をつぶって、願い事をしながら無言で食べきりましたよ!

 

 

 

一旦、社に持ち帰る恋

 今日は久しぶりに仲良しの友人と会いました。

 チェルシーカフェのビスケットサンドは、大変美味しい。

 アップルシナモンのビスケットサンドはアツアツの鉄鍋で饗され、ジュワーッとソースをかけてくれるのです。

 ほんわ~っと立ち上る香りもまた、美味。

 

 それはさておき、懐かしい話に花が咲きました。

 可愛くて素直な彼女は、「いいな」と思う人が現れたら、スッと手を取れる人。

 ちょっと無防備でヒヤヒヤするところも、魅力のワンパーツ。

 でも私は、「いいな」と思う人に出会っても〝一旦、社に持ち帰るタイプ〟なのでした。

 

 持ち帰った気持ちを〝株式会社 自分〟の社内会議で、もこもこと揉んでみる。

 で、「うん、いいじゃないですか?」「アリアリ!」みたいな結論が出て、次にその人に会うと、すでに彼女がいたりするとw

 

 初動が遅くて、他社に出し抜かれる。

 残念な、株式会社 自分(すでに倒産)。

 ああ懐かしいw

 

やわらかい階段

 本日は、帝劇に「Endless SHOCK」の初日を見に行きました。

 毎年、〝必ず訪れるひととき〟が長く定着していること、とても嬉しく思います。

 光一座長は、年を重ねるほどに元気に美しくなられているようで、本当にすばらしい。

 

 いくつになっても、たとえ40歳を過ぎても続けてほしいけれど、

 「階段落ちとかあるし、ハードだからなぁ……」と言ったら、

 家族に「じゃあ、やわらかい階段にしたらいいんじゃない?」と言われますた。

 

 やわらかい階段……。

 その発想はなかった!

「4年に一度の…」

 今日は重い腰を上げて、iPhoneの機種変更をしてきました。5→7へ。

 ショップのお兄さんの「ずいぶん使い込まれましたね」的な視線にも、もう慣れっこです。

 昨今は、機種変更に伴う煩わしいあれこれもだいぶよくなって、バックアップを取っておけば簡単にこれまでの環境を復元できるのですが、そこはやっぱり私です。「バックアップの復元パスワードが違います」とか言われて、右往左往するのでした。

 

 しかも、諸々の設定中、部屋のどこかにある姿は見えない未開封のオルゴールがいきなり鳴り出して(!)なんか怖いし!(←NEWSのグッズ)

 

 で、何度もリトライして諦めかけたところ、「これじゃないよね?」と試さずにいた文言が一致して、どうにかことなきを得たのですが。

 こんな思い、4年に一度くらいで十分ですことよ。

 軽やかに機種変に挑める人を尊敬しますわ……!

「魔女っ子メグちゃん」とSMAP

 「魔女っ子メグちゃん」の最終回、だったと思います。

 メグは修行を終えて魔法の国に帰ることになり、マミ(メグの母親代わり)は、ともに暮らしてきた家族からメグの記憶を消そうとしますが、何度魔法をかけても、皆の記憶から彼女は消えません。

 

 おぼろげな記憶もすぐ鮮明になり、とても大切な人がそこにいたことを、みんな思い出してしまう。

 メグはもう、誰かに消すことのできるような存在ではなくなっていたということ。

 

 1月31日に、暫定で残されていたSMAPのサイトが閉じられるとのことですが、ただただ、思いが鮮やかになるばかりのような気がします。

 

 ちなみに、一度は帰ったメグも、人間界に、愛する家族の元に戻ってくるのです。

 

 心に消しゴムはかけられないよ?


※2月25日(土)にトークイベントがございます。ぜひお運びくださいませ。

bookandbeer.com